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歌がうまいってどういう事?【歌を上手く歌うための10か条】

      2016/01/04

 

「歌をうまく歌えるようになりたいんですけど、どうすればいいですか?」

よく聞かれる質問のひとつです。

 

ですが、まず私は「ひとことで簡単に言えることではありません」と伝えた上でアドバイスをしています。

というのは、人それぞれ持っている声も、特徴も、いい癖も、悪い癖も、全く違うからです。

 

それを一概に「こういう風に歌うとうまくなるよ」と言えるものではありません。

 

きちんとアドバイスするのであれば、一人一人の歌声を聴いてから伝えたい・・・と思ってしまうのですが、質問者さん全員の歌声を聞く事は不可能ですよね。

なので、いくつかポイントを押さえてみたいと思います。

 

歌がうまいとはどういうこと?

 

では「歌がうまい」というのはどういうことか考えてみましょう。

①音程を外さない

②リズム感がある

③きちんとした発声方法で歌えている

④歌詞を理解している

⑤表現力がある

⑥リラックスしている

⑦楽しんで歌っている

⑧自信を持って歌っている

⑨気持ちよく歌っている

⑩自分の曲のように歌える

と、いうのがあげられると思います。
これが全てでは無いですが、歌をうまく歌うために必要な条件?(要素)になっていますね。

 

上にあげた10の事を理解し実践出来ていれば、歌が上手いと言われてるはずです。が・・・そんな人はなかなかいませんよね。

 

『完璧に!』とはいきませんが、少しでも歌が上手くなれるように、ひとつづつ説明していきますね。

 

「音程を外さない」

 

これは誰にでもわかることですね。

歌うメロディとなる音程を、大きく外せば外すほど上手く歌っているようには聞こえません。

 

メロディをきちんと把握して、イメージする音を明確にし、口から出す音をきちんと正しい音と一致させる、ということが出来れば、音程を外さずに歌う事が出来ます。

 

しかし、よくある「音痴」というのは、それらの音程が全く取れず、音の高さが把握出来ないことが原因で大きく音を外してしまうことを言います。

 

つまり、頭でイメージする音と、口から出る音、身体の内側から聞こえる音、そして耳で聞こえてくる音の4つが噛み合ない、ということですね。

(今後、その「音痴」のことも書いて行きますね)

 

「リズム感がある」

 

バラードであれ、ダンス曲であれ、演歌であれ、楽曲にはそれぞれのテンポ、つまりリズムがあります。

 

そのリズムに乗ってきちんと歌が歌えるかどうか、これはとても重要なポイントです。

 

特に、テンポの早い曲を歌う場合は、そのリズム感がないと、どれだけ①で挙げた音程を外さずに歌っても、全くリズムを感じられず平べったく聞こえてしまいます。

 

「きちんとした発声方法で歌えている」

 

これまでに書いてきた記事、つまり基本的な部分である「腹式呼吸で歌う」ということが出来ているかどうか、ですね。

 

「のど」で歌ってしまう癖が抜けない人は、どうしても声が平べったく、小さくなってしまい、歌い方や声を見ても苦しそうに聞こえる原因となります。

 

きちんとした発声方法でまるまる1曲歌えるようになるには、やはり時間はかかります。

 

ボイストレーナーがきちんとついている人には、これを確認してもらいながら練習が出来るので、上達はきっと早いと思います。

 

「歌詞を理解している」

 

幸せな歌なのに、幸せに聞こえない。

悲しい歌なのに、全く悲しく聞こえない・・・。

 

これではその曲を歌っている意味がありません。

 

日本人が日本語の歌詞を歌うのであれば、その歌詞を見た瞬間にその意味は分かるはずです。

歌詞の意味を理解することで、頭の中にイメージが出来上がります。

 

イメージを作り上げる事が出来れば、それを声に出す事が出来ます。

それが表現力に繋がります。

 

「表現力がある」

 

④歌詞を理解しているで挙げましたが、イメージを頭の中で作りあげたものを声にする、ということはとっても難しいことです。

 

「愛している」というフレーズがあったら、その「愛している」という意味は理解出来ても、その「愛している」がどんな「愛している」なのかを表現しなければなりません。

 

「愛している」にはいろんな意味があります。

それをどこまで詳細にイメージ出来るか。

そのイメージ力を幅広く、深く、繊細に出来れば、表現力はもっと豊かになります。

 

「リラックスしている」

 

どうしても「うまく歌おう」「カッコよく歌おう」「きれいに歌おう」と意気込んでしまったり、「きちんと腹式呼吸を意識しよう」と身体を固くさせてしまったりする人が多いんです。

 

ですが、うまく歌おうとすればするほど、カッコよく歌おうとすればするほど、きれいに歌おうとすればするほど、そうは歌えないもの。

 

そして、腹式呼吸を意識すればするほど、どうしても喉をしめて、肩や胸に力を入れて歌ってしまうものです。

 

もちろん、構える気持ちは大事なのですが、それよりも上半身の力を抜く、ということが大事です。(もちろん基本的に、腹式呼吸を意識する為に下半身に力は入れなければなりません。)

 

リラックス出来ないと、まず自分が楽しめません。

 

そして、どうしても歌う時にリズムが走ってしまい(リズムが走るというのは、リズムを先走ってしまうという事です。)歌声だけがリズムより先に聞こえてしまうこととなり、バランスが崩れ聞いている人に心地よさを与える事が出来なくなりま
す。

 

自分が楽しむ気持ちで、構えずに歌うこと

これはとっても大事な部分です。

 

「楽しんで歌っている」

 

⑥でも少し書きましたが、自分が楽しければ聞いている人にも楽しさは伝わるものです。

好きでもない歌を歌わされると、もちろん楽しめないのでうまく歌えません。

 

でも、大好きな歌を歌うときは、うまく歌えなくても幸せですよね。

 

「自信を持って歌っている」

 

もしもあなたが、

何となくうろ覚えでしかない、あまり知らない曲を歌わなければならないとしたら、どうでしょう?

メロディもなんとなくでしかわからない、どう歌えばいいのかわからない、としたら・・・?

 

自信がない時は、どうしてもその自信のなさが声に表れてしまいます。

声が小さくなったり、震えた声になったり、かすれてしまったり、息が続かなくなったりします。

 

やはり、自分が歌う曲を選んで歌うなら、大好きな歌を、自信を持って歌うことで、声も大きくなり、息づかいも落ち着きますね。

根拠のない自信、というのも時には大事なんですよ。

 

「気持ちよく歌っている」

 

⑥や⑦でも書きましたが、これもそのままです。

身体に負担をかけ、ストレスを与えて、苦しく歌ってしまったら、声はますます苦しくなり、それを聞いている人にも苦しさが伝わります。

 

気持ちよく歌える=身体から気持ちよく声が出せている=聞いていて気持ちいい。

ということ。

 

「自分の曲のように歌える」

 

あなたが作った曲が、カラオケに入っている。

なんて人は、ほとんどいないと思います。

 

そうすると

当然、カラオケで歌うのであれば、好きなアーティストの曲から、好きな曲を選ぶと思います。

 

例えば「Dreams Come True」の曲を歌うなら・・・。

 

これはあくまでも「Dreams Come True」の曲であって、ボーカリストの吉田美和さんの声で楽曲が成り立っている訳ですね。ですが、あなたは、吉田美和さんの声を持っていません。

 

そうすると、これからその曲を歌おうとしているのは、他でもない、あなた自身です。

 

あなたの声で、「Dreams Come True」の曲を歌う訳です。

だからこそ、吉田美和さんの真似をして歌ってはダメなんです。

 

真似をしてしまうから、上半身に力が入って、息が続かなくなって、苦しくなる。

そうではなく、あなた自身の声を使ってこの曲を歌い切らなければなりません。

 

その曲を自分の曲のように歌えるようになると、あなた自身の声が発揮出来る、ということにもなるのですね。

ここまで歌い切るのは練習ももちろん必要です。

でも、この10項目が全てマスター出来たとしたら、あなたの歌声は素晴らしいものになっているはずです。

 

是非、この10項目をマスター出来るように、練習をしてくださいね!!!

 

bana2

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