上手く歌うための基本!『歌を歌うということ』
2015/12/17

歌をうまく歌う為には、どんな情報が必要でしょうか?
ボーカルトレーナーとして仕事をしていると、「どうすれば歌はうまくなりますか?」という質問をよく受けます。
それと同時に、腹式呼吸ってなに?声はどうやって出すの?どんな声がいい声?どうすれば高い声が出ますか?どうすれば気持ちよく声が出せますか?・・・果てしなく質問は続きます。
歌を歌うとは?声と歌の違いを知る
まず、「歌を歌うということを知る」ことが大事なんですね。
例えば、話は誰でも出来ますね。意識しなくても、言葉さえ出せればその言葉をつなぎ合わせて口から言葉を放ちますね。
驚いたときは、高い音で「ワーーーッ!!」とか「キャーーーッ!!」って言う声が出ますし、怒るときは低くて太い声が出ますし、叫ぶときは大きな声が出ます。
ですがそこには「リズム」も必要なければ「音感」も必要ありません。
情緒を作って表現する必要もないし、どこで息継ぎをするか考える必要も、腹式呼吸が出来ているかどうか、腹筋が使えているかどうか・・・なんていうことを考える必要もありません。
歌を歌うという事
ですが「歌う」となると、そうはいきません。上に挙げたこと全てが、必要となるからです。
そしておまけに全てを「音」に載せなくてはならない。
決められた歌詞を歌わなければならない。
今のあなたがとても幸せで楽しくても、逆にストレスいっぱいでも、悲しくても、歌う曲はメロディもリズムも歌詞も同じなのです。
それを受け入れる事から始めましょう。
歌うスイッチ
まず気持ちを切り替えなければなりません。
自分に「歌うぞ!」というスイッチを入れてあげましょう。
そしてその歌を自分の本当の出来事のように、自分が書いた歌詞のように、その文字に込められている意味を伝えるようにイメージしながら歌います。
一番難しいのは表現する事
音をきちんと当てる事もリズム感も、もちろん大事。
でも、音が当てられなかったら音を当てる為の練習をすればいいし、リズム感が悪ければリズムを取る練習をすればいいし、本当にもっときちんと歌えるようになりたかったら、レッスンを受ければいいのです。
ですが、表現をするということは、何より一番難しい事。
その為に「歌うスイッチ」を自分なりに作ってみましょう。
そして、歌う曲の中に自分を入れこんでみましょう。
歌う事がもっと楽しくなりますよ♪