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ボーカルの歌声は音響さんの腕次第!?プロのサウンドチェック

      2015/10/29

お客さんがステージを見る事をふまえて行う『サウンドチェック』は、楽器やマイクの音量のバランスを入念に確認する作業の事で、2種類のスピーカーが用意されています。

 

お客さん側に音を出すスピーカーを『メインスピーカー』ステージ上にいる演奏者側に音を出すスピーカーを『モニタースピーカー』と言います。

 

ボーカリストのサウンドチェック

 

私はボーカリストなので、ステージ上から自分のモニタースピーカーをチェックしなければなりません。

 

本番に歌う楽曲を、本番同様のボリュームで歌いながら、歌いやすいマイクの音量や、高音、低音の響き方、そしてリバーブの強弱度(カラオケ的に言うと、エコーと呼ばれるものですね。)を音響さんに伝えていきます。

 

キーボードや他の楽器で歌う場合は、それらの楽器の音量も実際に調節してもらって、自分の足元にあるモニターと楽器の音量バランスを確認して行きます。

これは、それぞれの楽器演奏者も同じです。

 

ですが、入念にサウンドチェックを行っても、本番になると全く同じ音量ではダメな場合がほとんどなのです。それはなぜでしょう?

 

音の反射

 

実際のサウンドチェックを行う時の場所には、お客さんはまだいないので、音がぶつかって反射するスペースがなく、音はよく聞こえます。

 

ですが、本番の会場には多くのお客さんが集まります。そしてスピーカーから放たれた音は、そのお客さんにぶつかってあちこちに響き渡り、吸収されてしまいます。

 

そうすると、サウンドチェックで調整した音量バランスでは不十分となり、本番中に気になる音量を調節することが必要になることがあります。

 

音響さんをはじめ、出演者はそれを理解した上で事前のサウンドチェックを行い、ある程度バランスを把握したうえで本番に臨まなければならない、というわけですね。

 

演奏者達が演奏している間中、音響さんは音と演奏者から目を離す事はありません。

いつ、どんな時に、ボーカリストや他の演奏者達からどんな合図が来るか分からないからです。

 

特にボーカリストのマイク音量調節は非常に重要なポイントで、

『ボーカルの歌声は音響さんの腕次第』と言われるほど。

つまり、歌いやすい音量調節をしてくれる音響さんほど、ボーカリストは気持ちよく歌えるのです。

 

あなたが、誰かのライブやコンサートに行った時はボーカリストをよく見ていてください。

何かしらの合図を送っていることがあります。

どんな合図をどのように送っているのか・・・探ってみるのも楽しいですね。

 

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