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プロのボイストレーナーが『歌』についていろいろ書いてます♪

鏡を使ったボイストレーニング-チェックするポイント解説-

      2015/10/30

 

先日、生徒のボーカルレッスンがありました。

日本に一時帰国中の時には、いつも使ってるカラオケ店の決まったお部屋を使ってレッスンをしています。

 

歌う前にチェックする8つのポイントでも少し書きましたが、そこはお部屋が広くて、正面にテレビ画面、そしてスピーカーの位置、エアコンの位置等が完璧に整っているお部屋なので、生徒さんの声がよく響き、歌声に集中しやすいんですね。

 

ですが、予約してあったはずのお部屋を、ご年配の方にお譲りされたとのこと。
それで、お店の方の配慮で、いつもより料金が高くて高級感あふれる「スペシャル・ルーム」に案内して頂きました。

 

鏡を有効活用しよう!

 

生徒さんと私はちょっとドキドキ、ワクワク。
2人で緊張しながらお部屋に入ると、そこは壁中『鏡』が張りめぐらされていました。

 

生徒さんは、
「鏡張りだなんて、なんだか歌いにくいですね~。。。嫌だな~。」
とひとこと。

 

ですが、この「鏡」歌う時にはとっても役に立つんです!
さて、その理由を書く前に、いくつか質問させてください。

 

Q1、あなたは、姿勢がいいですか?

 

姿勢がいい、とはっきり答えたあなたは大丈夫。

でも、ほとんどの人が「うーん・・・あまり姿勢は良くないと思います・・・」だったり「猫背気味なんですよね・・・」って答えると思います。

 

歌う時の姿勢は、以前にも書いてきましたが、
「重心が前にあるように意識をする」=イコール「足のつま先に重心を置くように」または「つま先立ちをするように」して、腹筋を意識させることが、とっても大事だということはもうご存知だと思います。

 

歌う時には、歌う事に必死になるあまり、姿勢に意識が出来ないものなのですが、実際は身体のゆがみや重心の掛け方などが身体に出ます。

 

なので『姿勢が悪い』と答えたアナタには、その姿を鏡に写すことは、今の自分を知る為にもとっても重要なポイント。

 

Q2、あなたは口をしっかり開けて歌えますか?また、声ははっきりしていますか?

 

声というのは口から出てくるものです。
出口が小さければ、声もどうしても小さくなってしまいます。

 

もっとわかりやすく書けば、出口である口の形が三角であれば、声も三角に。四角形であれば、声も四角形になります。

口、つまり声の出口は、本来丸くて大きい、ということが鉄則。

 

口を大きく開けて歌う、というのはとっても簡単なトレーニングですが、実際意識して歌ってもらうと、最初から歌い切るまでをやってのけるのは、口が開けられない人にしてみれば大変な事なんです。

 

または、「私はしっかり大きく開けているつもりです」って言う人もいるかもしれませんね。
でも、実際、鏡に歌っている時の口元を写してみてください。

 

口元、しっかり開けている事ができていますか?
答えは多分「NO」。

 

やはり自分で意識するのと、実際本当に確認しながら歌うのは全然違うんですよね。

なので、口元が開けられていない、よく人に声が聞き取りにくいと言われる、と答えたアナタには、その口元を鏡に写すことは、今の自分を知る為にもとっても重要なポイント。

 

Q3、あなたは自分の姿に自信がありますか?

 

これ、ほとんどの人が「あるわけないじゃないですか!(笑)」って答えてくれます。(笑)

 

自信がないから、声が出ない。
自信がないから、姿勢が悪くなる。
自信がないから口が開けられずに、モゴモゴしてしまう。
自信がないから人前で緊張する・・・。

この「自信」が無いというのは、何かといろんな面でマイナスに働いてしまうのですね。
ですが、ここで鏡を使うと、いいトレーニングになるのです!!!

 

チェックするポイント

 

Q1・Q2の答えでも、鏡を見て「姿勢」「口元」をチェックしましょう。
と書きましたが、全身鏡があるのであれば、是非それを使ってみましょう!

 

自分の歌う姿から目を離さない。
自分の顔から目を背けない。
これがポイントです。

たいていの人は、自分の歌う姿や顔を「恥ずかしい」と言って目をそらしてしまいます。

でも、無理矢理自分の目を見て歌ってみましょう。
そうすると、いろんなことが見えて来ます。

 

・口元

口をきちんと開ける事が出来ているかどうかが見えます。

 

・顔の表情

どんな顔をして歌っているのでしょうか?つらそう?苦しそう?楽しそう?これは歌う時にとっても大事な表現力、に繋がります。

 

・あごの位置

喉で歌っていれば、自然とあごが上がり、首もとの線が浮かび、呼吸をするたびに肩や胸が上下します。

 

・姿勢

しっかち地に足を付けて歌えていますか?
また、もしリズムを取って歌っているなら、そのリズムの取り方はカッコいいですか?

 

まとめ

 

鏡とは自分自身の今の姿を映し出してくれます。

 

そのアナタの姿を、他の人が見てくれているわけですね。
もしも「いつか人前で歌いたい!」と思うのであれば、なおさらのこと。

 

第三者があなたの歌っている姿を見た時に「カッコいい」と思ってくれるようになるためには、まずあなたが自分の姿を見た時に、そう思えるようにならなければなりません。

 

今回の記事では、まず「姿勢」「口元」「全身」を鏡で見ることだけにしましたが、この先、リズムを取る、ステップを付ける、動きを付ける・・・という「応用編」になると、またまた鏡は必要となります。

 

もしもあなたが次にカラオケボックスやレンタルスタジオに行った時、そこに鏡があったら、目をそらさずに是非、自分と向き合ってみてくださいね。

 

 - ボイストレーニング, カラオケ