一人カラオケ練習方法!自分の歌をチェックするポイント
2016/02/20

前回、歌がうまくなるためには「自分の歌声を録音して、それを客観的に聞く事」だと書きました。
そこで、一番メインに聞き取って欲しい下記の3点を挙げてみましたね。
・音程は取れているか
・リズムは大丈夫か
・歌詞(言葉)ははっきりと聞き取れるか
これがとにかく一番の主要ポイントになる訳ですが、実際これを聞く事が出来たら、次にもう一度、違う観点で自分の歌声をよく聞いてジャッジしてみて欲しいのです。
自分の歌声だと思ってしまうと、どうしても聞き取れないので、必ず「第三者の立場」として聞いてみてくださいね。
歌の表現力を確認する
それがこの下記の3点。
・どんな声で歌っているか。
・声のボリューム。
・感情表現。
この3点は、いわば『技術面』でもあるわけですね。
前回説明した、「音程を取る」「リズムを取る」「歌詞をはっきり言う」
これらは歌を歌う事の最低限必要な部分ですが、今回お伝えしたいのは、あくまでもそれにプラスした【表現力】の部分でもあるわけです。
どんな声で歌っているか
「声がひっくり返っている」「声が苦しそう」と感じたアナタ。
それは、あなたの声の出し方が、お腹からではなく喉からになっているからだと思われます。
または、無理をして出している声の為に、上半身を使っているだろうと考えられます。
今一度、腹式呼吸、声の出し方をチェックしてみましょう。
声のボリューム
「声のボリュームが一定である」と思ったアナタ。
声は出せるのに、声の大きさが一定で感情が全く感じられない・・・というのは、実はよくあるパターンです。
歌いだしの静かな部分も、サビの部分も、全ての場所で声の大きさが一緒であるということは「声を出し切っていない」または「声を押さえて出している」のどちらかだと考えられます。
腹式呼吸で、きちんとしたフルボイスまたはファルセット発声が出来ていれば、自然と声の大きさや波長が変わるはずです。
特に、曲の中で一番盛り上がるサビ部分は、気持ちが込められる事で声にも力が入るものです。
この感情表現を声に表すことが出来れば、もっと歌はうまくなるはずですよ。
感情表現
「感情が全く感じられない」と思ったアナタ。
上にも書きましたが、感情表現をすることは、簡単ではありません。
感情表現は声の大きさではありません。
自分なりにその曲のストーリーを作り、イメージをしっかり持つ、そしてきちんとした発声方法で声を出す・・・
とっても難しい事かもしれませんが、自分なりの表現力を付けられるようにしたいものですね。
「歌う事を楽しんでいない」と感じたアナタ。
切ない歌なら切なそうに、幸せな歌なら幸せそうに、楽しい歌なら楽しそうに歌える事が「歌を楽しむ」ということ。
「歌わされている」というような感じで歌うのではなく、自分で楽しんで歌を歌う事で、もっと声には『響き』も『つや』もでますよ。
まずはなりきって歌ってみましょう!!!
まとめ
客観的に自分の声を聞いてみると、今まで知らなかった自分に出会うことにもなります。
『言葉が聞き取りにくい』と思ったのであれば、いつもあなたの周りの人はそう聞いているんですよ。ということ。
『感情が全く感じられない』と感じたのであれば、もしかしたらあなたはいつも感情表現が乏しい、というタイプの人だと思われているのかもしれません。
改めて気付く自分の癖。
歌う事以外にも、そこから何か学ぶ事があるのかもしれませんね。