グループで歌う時に気をつける事は

歌を歌うのは、1人でももちろん楽しいですが
歌う事が大好きな友達と一緒にパート分けをしたり、デュエットしたりして、きれいにハモれたらもっと最高ですよね!
今回は、そんな「お友達と一緒に歌いたい」というアナタの為に、いくつかアドバイスをおくりたいと思います。
目次
複数人で歌う時に気を付けるポイント
1人で歌う時は、自分の感情のままに歌えばいいんですけど、誰かと一緒の時にはこんなNGをおかしてしまいがち。
これは私のボーカルレッスンの生徒で、グループで歌っている子達の歌声を聞いていてよく指摘するポイントです。
・自分の声を目立たそうとしてしまう
・自分の声の方が大きくなるようにしてしまう(声を大きく歌う、またはマイク調整をしてしまう)
・相手の声にかぶせてしまう
・自分のパートの方を多く歌ってしまう
・相手より前のめりで歌ってしまう
上記のポイントをかいつまんで説明したいと思います。
自分の声を目立たそうとしてしまう
やはり、「自分の歌声の方がうまい!!」って思ってしまうからこそ、こうなってしまうのですけれど・・・
自分の声を目立たそうとすればするほど、自分の声も相手の声も、全体的に崩れてしまうものなのです。
そうではなく、お互いが「相手の声を目立たそうとしてあげる」ことが大切。
譲り合う心を持つ事で、いい部分が前に出るようになります。
まずは「お互いを尊敬しあう」ことですね。
自分の声の方が大きくなるようにしてしまう(声を大きく歌う、またはマイク調整をしてしまう)
これもよくあるダメなパターン。
『声が大きければ目立つ』と考えてしまいますが、そうではありません。
声が大きいだけがいいのではなく、大切なのは全体像。
1曲を通して、あなたとお友達の声がどんなふうに調和がとれているか、ということ。
あなたよりもお友達の方が声が大きければ、マイクの調整をして同じボリュームになるようにするべきですね。
また、ただ声を大きく、がなって歌うのではなく、相手の声の大きさ、声の質を尊重してあげる事です。それは相手の声をきちんと聞く、ということに繋がって、全体がきちんとまとまります。
相手の声にかぶせてしまう
いくら同じパートだからといって、2人で同じメロディラインを延々と歌うのは、歌っていても聞いていても面白くないものです。
同じ場所を同じように歌うくらいなら、あえて歌う部分を分ける、またはアドリブを入れる、ハーモニーを作る、といったオリジナリティを出していけるといいですね。
自分のパートの方を多く歌ってしまう
「俺は歌がうまいんだ!」と思っている人に多いのがこのパターン。
結局相手の事を考えていないが為に、うまくパート分けが出来ないのですね。
パートを分けるのには、お互いの声の質や、得意、不得意、の部分を出し合う事。
高音が得意、低音が得意、裏声が得意、など、得意な分野を出して行く事がベストです。
例えば、有名アーティストの曲を歌うにしても、まるっきり同じように歌う必要はありません。
あなたと一緒に歌う人とが、その楽曲をゼロから作るつもりで、全く違うものに作り替えてもいいのです。
良さが発揮出来るように、パート分けに取り組んでみましょう。
相手より前のめりで歌ってしまう
これは、相手の声が聞けていない証拠です。同じ曲を歌うのに、テンポの取り方が違っているのです。
楽曲は、早く歌おうとすればするほど、どんどん落ち着きをなくして行きます。
そうではなく、ゆっくり、どっしりと構えること。楽曲はきちんと聞き、パートナーの声もきちんと聞くこと。それが出来れば、パートナーのタイミングがわかり、息があった歌い方ができるようになるでしょう。
これらに注意して、お友達とグループを組んで、1曲仕上げてみませんか?
オリジナル楽曲を持っていなくても、好きなアーティストの曲を分解して、オリジナル楽曲のように出来れば、もっと歌うのも楽しくなりますよ!!!